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お盆に広島へ行ってきました。

関西の人間なので、小学校の修学旅行は当然のごとく広島での平和学習でした。当時はまだ生々しい展示品がたくさんあり、小学生にすれば鮮烈な印象がいつまでも残っているのです。

20年くらい経って、改めて訪れました。8月の炎天下です。旅を振り返って写真で見つめれば暑さを忘れるほどきれいな空です。私はたまたま日傘をさしていましたが、72年前、日傘をさしていた人など1人もいなかったはずです。外国人観光客の姿が多くありました。平和な空間で、ボランティアガイドの声も聞こえてきます。英語や中国語、韓国語、フランス語も聞こえます。しかし、海外の人にとって『被爆』という言葉にどれほど肉薄できるのか、そのような疑問もおのずと深いのです。

チェルノブイリの原発事故に翻弄され、ウクライナのバンドゥーラという楽器を携えて来日した歌い手がいます。ナターシャ・グジー。彼女の訴える『反核』には、胸に迫りくる説得力と切なる意思を感じます。彼女の人生、その問いかけてくる声に耳をすませばすますほど、わたしたち被爆国である日本人は、世界中であまりにも稀有な存在だ、ということを思うのです。

しかし、その稀有さを、ほとんど無駄にしているんじゃないか、、、

広島を訪れて、のほほんと過ごす自分を反省するにつけても、最後に思うのはそういうことなのです。


無駄にしているんじゃないか、、、


平和を願うということと、平和のために行動すること、その間には深い断絶があります。願うこと、即ち行動すること。そうあらねば。

8月6日の日に、『いしぶみ』という映画をみました。本川(太田川)の水のなかで、大火傷で腫れあがった肢体に鞭打って精魂込めて歌われた『海ゆかば』。広島二中1年生全滅の記録、最愛の息子を名札でしか確認できなかったご両親の無念、、、、、悲愴な世界です。



普段の気楽さに文章を引き戻して報告すると、広島市のアンデルセンで食べたクラブハウスサンドが衝撃のおいしさでした笑。そこで菊を束ねてもらって慰霊碑に献花しました。

思いのほかゆったりでき、貴重なお盆を過ごすことができました。競馬ブログにこのようなことを書いても偽善者扱いされることもあると思いますが、気にせず書きました。はい。


悲劇を忘れないでください。同じ過ちを繰り返さないでください。そう思って、私は歌を歌っています


以上